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管理人: 新谷
ブログ愛読者の皆さん、こんにちは。今日まで皆さんに支えられ、ブログ掲載もスムーズになり、また充実してきたと思っています。これからも、皆さんを楽しませる記事を掲載していきます。ご期待下さい!

第6回民友新聞掲載 平成26年10月4日朝刊(掲載許可済) 
福島市・福島大学名誉教授(日本木球連盟会長 新谷崇一氏)

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         あるファミレスにて
                                    新 谷 崇 一

 ここは中国の海南島。三亞市の国際空港内のファミリーレストランである。
 フライトまでの時間つぶしでファミリーレストランに何十年かぶりに入った。お客さんはほとんどが中国人であるが、そのお客さんにある共通点が見られた。
 そう、若い夫婦は皆さん1人の子連ればかりであった。中に、2人の子連れの夫婦もいたが、よく見ると双子である。中国の一人っ子政策によるもので、日本とはちょっと違った光景に遭遇した。
 一人っ子政策にはいろいろ問題があると聞いていたが、その光景を目のあたりにした。3歳くらいの1人の男の子がおもちゃの自動車に乗って両足でこぎながら店内を駆け回っていた。あまりのスピードのため車は横転するが、泣くことなくまた起き上がって駆け回っている。その音がうるさく、私達の会話も成り立たない状態であった。
 しかし、誰も注意はしないので、子どもにとっては天国である。たまりかねた女性の店員が、母親に危ないからやめるように、と恐らく言ったと思われる。しかし、母親は子どもに注意することなく、無口のまま店員の顔を見上げ、無視してまたスマホに集中。その子どもは恐らく、親の愛情を一身に受けて、幸せに育てられているのであろう。
 一方、私の隣に座った母親はそれとは違っていた。女の子が長椅子に横になって、片足をテーブルの上に乗せたら、母親は黙ってその子の足を指さした。子どもは何も言わずにすぐ足を下ろして座り直した。
 同席している仲間に、日本の現状はどうなっているかを聞いてみた。そうすると、日本でも同様ですという返事であった。都心の小学校の送迎で、迎えに行った帰り道、奥様同士、喫茶店で会話が弾み、子ども達が店内を駆け回っているのが目に入らないらしく、特に注意することもないそうである。公共の場という感覚が麻痺してしまったせいであろうか。
 中国では来年あたりから一人っ子政策が緩和されると聞いている。多くの子どもが両親、祖父母の6人に可愛がられた小皇帝、女小公主。どのような人生を歩むのであろうか、気になるところである。日本でも公共の場という感覚をどのようにしたら取り戻すことができるのであろうか。
 私達、団塊の世代にも責任がありそうである。

※三行コメント
・ 私がコメントするのはちょっと憚るが、国内でも似たような様子が良く見受けられる。特に携帯電話でのマナーの悪さ、自分でも知らず知らずのうちにマナー違反をしているのか、今更ながら反省させられます。 :woodballman:

・最初は、中国の一人っ子政策のマイナス面ばかりを考えてしまった。しかし、最近の日本でも同じように子どもの行動に無関心な親が増えてきていると思う。そのような行動が他人に迷惑をかけているということを親が認識することが必要だと思う。 :福島大学3年 男子学生

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