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コーナー第5弾 日本における木球ルールの改正(案)ーその1 昨年の木球シーズンオフコーナーにおいては国際木球連盟の競技規則の問題点について指摘しながら、日本木球連盟の考えを示しながら、日本におけるローカルルールを作成してきた。 今回は数回議論してきたなかで、日本におけるローカルルールの更なる見直しについて紹介したい。 なお、今回示すものは審判、競技委員会で議論し、総会に提案するものであって、決定事項ではないことを断っておきたい。その方向で進めて行きたいという趣旨である。 OB時のボールのスタート位置について 昨年のコーナー第4弾においては以下のような議論をし、ローカルルールとして日本木球連盟の考えを示した。 ◎国際木球連盟・競技規則 2011 第五章 試合 Ⅲ 試合の進め方 2、試合中・・・(3)ボールの位置について (3)は「・・・・・ボールが境界線から飛び出した地点を中心に、マレットの木瓶2つ分を半径とする円内にボールを置き、1打加算して打撃を再開する。」とある。これはOBの処置とOB後のスタート時のボールの位置を示したものである。日本のルールブックには赤字の様に「円内にボールを置き」となっているが、原文では「the center with a radius of 2 mallet heads,」となっている。 この原文のままで解釈するなら、「円内に」とはならず、「木瓶2つ分の半径をもって」となる。 日本と海外でのスタート時のボールの位置の違い 日本の場合は半径の円内にボールを置いてスタートするが、海外での大会では円外にボールを置いてスタートしている。この違いはどこから出てくるのか? これは前回の<その1>で述べた、OBの処置の考えの違いによるものと考えられる。台湾の主張する「OB側からラインに接していればセーフ」という考えによるものであり、日本やマレーシアが主張する「全てOB」との違いである。 競技規則への対応 この問題解決には前回の<その1>のOBの考え方に決着を付けない限り、解決しないと考えられる。従って、現時点では日本では「円内から」、海外では「円外から」という2通りが可能となる。 日本での対応 円内からスタートするか、円外からスタートするかによって様々な影響が出て来る。その差は5センチくらいであるが、OBラインからゲートを狙う時の角度に、あるいはコーナーにおいて1打余分に打って、新たなコースに出るという差が生まれて来る。 どちらにしても、日本では「円内から」というローカルルールで行ないたい。海外遠征の時は堂々と「円外から」スタートして下さい! 以上が昨年の1月に掲載したものであるが、 これを以下のように改めたい。 「木瓶2つ分の半径の線内あるいは線に接した状態(線の外側)からスタートする」 <理由> ①国際木球連盟競技規則の原文(英文)に沿った解釈で行う。原文によると「木瓶2つ分の半径をもって」となっているので、「円内」である必要がないため。 ②国際試合においてはこの解釈が一般的であり、日本オープンにおいて、海外選手も行っていることに対して我々は黙認している。 皆さんいかがでしょうか?
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