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2015年12月
第8回民友新聞掲載 平成27年12月10日朝刊(掲載許可済)
![]() ・福島市 福島大学名誉教授 日本木球連盟会長 国際木球連盟副会長 新 谷 崇 一 氏 スポーツを行う権利とは? 新 谷 崇 一2011年6月に制定されたスポーツ基本法の前文と2条で「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、全ての人々の権利」と明記し、「権利としてのスポーツ」を謳っている。 この基本法は1961年6月に制定されたスポーツ振興法を50年ぶりに全面改正したものである。振興法ではスポーツの定義は定めたが、スポーツ権については記載がない。逆に、基本法ではスポーツの定義は定めていない。2010年11月、中国で行われた第16回アジア競技大会に、頭脳で競うスポーツ種目として、囲碁やチェスが入った。スポーツの定義は一義的ではなく、身体を動かすだけがスポーツと定義できる時代ではないからである。 スポーツ権が国際的に承認されたのは1978年11月のユネスコ総会で採択された「体育およびスポーツに関する国際憲章(仮訳)」まで遡る。1条で「体育・スポーツの実践は、すべての人にとって基本的人権である」と謳われている。スポーツ権は国際的には、すでに人間が所有している基本的人権の1つと認識されていたのである。 それでは、スポーツ権は私たちの生活と、どうかかわるのであろうか。基本法3条では国の責務、4条では地方公共団体の責務について謳っている。 たとえば、東日本大震災により、体育館などの多くのスポーツ施設が避難所や支援物資の倉庫に、学校の校庭、野球場やサッカー場は瓦礫置き場や仮設住宅の建設地となった。被災後の緊急対応策としてはやむを得ない措置であるが、スポーツを行う場の回復や確保のために、私たちには国や地方公共団体に対して、整備をすみやかに進め、その責務を果たしていくように要求する権利がある。スポーツを行う場を要求する権利は、スポーツ権が日本国憲法の幸福追求権や生存権などの基本的人権から導き出されているからである。さらに、私たちのスポーツを行う権利は、あらゆる人の根源的な欲求に基づいているからである。 今年の10月1日にスポーツ庁が設置された。目的はスポーツを行える多様な場の創出、スポーツを通じた地域おこしへの支援など。まるでスポーツ基本法を実施するためにできたかのようである。当面は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に目が向けられるであろうが‥。 伊達市木球体験教室開催される 伊達市木球体験教室に参加された方々 ![]() 去る、平成27年11月1日、伊達市保原運動公園にて木球体験教室が開催されました。当初は木球大会をという話しでしたが、伊達市木球協会の方々はまだ木球の経験がないため、最初は教室から始めましょうとなりました。 伊達市木球協会の方々、十数名に、伊達市の「遊びの城」の子どもたち、18名くらいに引率の方3名が加わり、高齢者と子どものミスマッチの参加者で行いました。 最初は協会の方々に基本を指導し、三浦喬子さん、牧野さん、遠藤さんたちにバトンタッチし、次は子どもたちへの指導と、慌ただしい教室でした。 後半はゲームに入り、皆さん満足した体験教室でした。特に、子どもたちは毎年、福島大学の大学祭に来た時に体験しているのですが、今年は都合がつかず、諦めていたところでの体験教室。喜んでいました。 沢山ある写真の一部を掲載して、体験教室を紹介します。 1、伊達市木球協会の方々の体験 伊達市木球協会の皆さんは初めての経験ということで、珍しそうな顔で取り組んでいました。ゴルフ経験のある方もおられ、お互いにアドバイスしながら行っていました。 後半のゲームでは皆さん、要領も得て、スムーズにゲームも運び、楽しい木球体験教室でしたと喜んでおられました。 来年からの活動が楽しみなところです。 まずは木球のスイングについて ![]() 次は構え方について ![]() 質問も受け付けます ![]() さー、対人になって打ってみましょう ![]() 次はゲート通過について ![]() ゲート通過の説明と練習 ![]() 2、「遊びの城」の子どもたち 先にも述べましたが、この子どもたちは毎年、福島大学の大学祭に顔を出し、その時、グランドで木球を体験して行きます。 今年は時間的な都合により、実現しませんでしたが、伊達市木球体験教室が行われたため、今年も体験することができました。 まずは木球の握り方について ![]() 次は構え方について ![]() 対人になって打ってみましょう ![]() さー、どうですか? ![]() うまく打てるかな?幸七さん、喬子さん宜しく ![]() 今度はゲートの練習 ![]() どうだ、入るか? ![]() 残念!入りませんでした ![]() 木球体験教室はどこまででも行きますので、 遠慮なく声をかけて下さい。 もちろん無料です!!! お手伝いいただきました、福島市木球協会の皆さん 有り難うございました! |
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