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2015年02月
第10回民友新聞掲載 平成27年2月26日朝刊(掲載許可済)
![]() ・福島市 福島大学名誉教授 日本木球連盟会長 新 谷 崇 一 氏 亡き友を思う 新 谷 崇 一「ヤー、新谷君、元気だった?」「なんとか、頑張っているよ!」 「馬場君は?」「ボチボチね!」 これは蔵王で32年も前から続いている、ある女子大学のスキー実習での会話である。2年ぶりのスキー実習で、今年は彼の温和な声を聞けなかった。東京をバスで朝6時半に出発して、ホテルに12時に着いたバスに彼は乗っていない。1年に1回の短い会話であったが、私の心はなごむ。 彼とは大学院時代に出会った大の親友である。偶然であるが二人とも九州男児で、なぜか気が合う。大学院時代にはお互いの下宿を行き来し、飲みながら晩ご飯を共にし、お互い偉そうに、わけも分からないことを議論したことが、今では懐かしく思い出される。 彼は敬虔なクリスチャンであった。いつからクリスチャンなのか私は分からないが、出会ったときはすでにクリスチャンであった。スキー実習のとき、食事の前には必ず祈りを捧げる。大げさに行なわないので、私たちは見て見ぬふりであったが、その姿は自然体で違和感を感じなかった。 私は北海道育ちだが、彼は九州から東京に出てきたのでスキーの経験はない。経験がないのに彼は所属大学のスキー実習の責任者。彼に頼まれて、今日まで手伝うことになった。彼の腕(足)前は褒められたものではないが、初心者の指導は抜群であった。相手の気持ちになりきれるからであろう。これもクリスチャンの成せる技なのかと、脱帽するだけであった。 彼は自分を犠牲にすることを惜しまない。また、頼まれたことを断ることができない性格であった。学生が、悩みがあって研究室を訪れたとき、自分の研究時間を割いて、何時間でも学生の話しを聞いていたそうである。また、学生思いの彼は研究室にカセットコンロや鍋を備えて、お腹をへらした学生を迎い入れては芋を蒸かしたり、お好み焼きを作ったりして、一緒に食べていたそうである。 ある日、彼はゼミの調査の下見に午前中一人で出かけ、歩いていたとき路上で倒れた。午後、通行人が救急車を呼び、病院に運ばれたが、既に心肺停止。急性心筋梗塞で、帰らぬ人に。2013年5月21日、65歳の若すぎる召天である。 快晴をはさんだ穏やかな天候でのスキー実習は数年ぶり。学生は満足して帰路に就いた。 馬場君、ありがとう! 第3回理事会、専門委員会開催される 理事会、専門委員会のメンバー ![]() 2月21日(土)、福島大学「街なかブランチ舟場」で標記の会議が開催されました。標記会議は4月開催の総会に向けての提出議案の検討であり、同時に来年度からの大会のあり方に向けての専門委員会も開催されました。 今回は会議で決定された提案事項を紹介します。最終決定は4月18日(土)開催の総会で決定されます。 1、第3回理事会審議内容 (1) 平成27年度会費の納入方法について 平成26年度の総会議案第7号で決議された、平成27年度以降の会費納入方法が下記のように示され、決定した。 納入方法は各市町村単位で一括納入をする。福島市の場合は各クラブを単位として、クラブ費、福島市費、県会費という流れで集金し、県に一括納入する。(例:クラブ費が1000円、市費が1000円、県会費が2000円の場合はクラブに4000円支払う) この場合、クラブに所属していて、私は県大会には出ないので、市費までの2000円はアリであるが、市大会には出ないので、市費を払わないでクラブ費の1000円と県会費の2000円はナシである。また、クラブには所属していないので、市費、県会費の3000円を払うはアリである。 (2) 第68回全国レク大会兼第13回日本オープン会計報告について 三浦喬子事務局長より報告があり、満場一致で了解された。内容は総会に提出する。 (3) 平成27年度行事予定について 平成27年度の国内、国外の主大会について案が示され、満場一致で了解された。また、来年度、第1回の東京記念大会を開催するという案が上野副会長より紹介された。期日は8月29日(準備)、30日(大会)の提案がなされた。東京記念大会の開催は喜ばしいことであるが、いかに地元の参加者を増やすかが大事であると武石会長よりアドバイスがあった。 2、専門委員会の決定事項 (1) 総務委員会 ①第7回県大会ダブルス、第42回県大会福島大会の役割分担について 決定事項省略 ②南相馬市大会、二本松市大会、伊達市大会 上記大会の開催期日について審議され、南相馬市大会は10月25日と決定したが、他市は今後詰めることとなった。 ③県大会の参加費について 非会員の県大会参加費は各回ごと2500円とするで決定した。2500円の内訳は県会費2000円と会員の参加費500円を意味している。 ④その他 ・ダブルスの参加チームが3チーム以内の場合は優勝のみの表彰とする。 ・大会参加費の納入はクラブごとの一括して納入する。その場合、参加者名簿を添えること。 総務委員会のメンバー ![]() (2) 審判、競技合同専門委員会 ①ダブルス戦のペアについて 従来のダブルス戦はレクリエーション的な意味合いもあって、1人で参加して当日、抽選でペアを組むという方式であったが、今後のダブルス戦についてはあらかじめペアを組んで申込むこととする。どうしても相手がいない場合は別のクラブに相談をするなりして、相手を見つける努力をする。それでも見つからない場合は事務局に相談を(ここまでは言ってませんでした)。 ②日本選手権への参加資格について 担当専門委員会より、日本選手権への参加資格に「C級審判員の資格を有していること」を条件とすべき提案が出された。理由は名実共に日本でトップの大会であるので、最低限のルールを知って参加するのは当然であるということである。 これに対して、理事からは選手と審判資格は別ものである。参加費を払えば誰でも参加する(選ばれる)権利はある。審判をするのは選手ではなく審判員であるなどといった反対意見が出された。 意見交換後、両者の言い分は理解できた。日本でトップレベルの大会の質を確保しつつ、選手の質(ルールへの理解)を高めることも必要である。今後は定期的な審判講習会を開催して、全てがC級審判員の資格を取るよう全員で努力し、また、日本選手権の前には選ばれた者への審判講習会を行なうなど、不断の努力を怠らないようにしていくべきであると結論づけられ、専門委員会からの提案は取り下げることとした。 審判・競技委員会のメンバー ![]() ![]() (3) 広報委員会 予算のないなか、いかに有効な広報を行なうかが検討された。その結果、今後、いかに木球を知ってもらうかの方法で、市政だよりの活用、新聞屋さんの活用、地区体協への働きかけなどが挙げられた。 広報委員会のメンバー ![]() (4) 三役会議 27年度の役員改正においては、現時点の三役は変わらず続行を。各市町村からの推薦による理事は福島市の場合は各クラブからの推薦によるものと、会長推薦理事の両者に持って行く方針が提案され、満場一致で承認された。 三役のメンバー ![]() 閉会後、遅めの新年会が大町の「精華園」で盛大に行われた。 写真は別ものです(こんなに豪華ではなかったです) ![]() 次回、お会いするのは第6回福島県早春木球大会で!!! E N D *第6回福島県早春木球大会近づく* 第6回福島県早春木球大会が下記の要項で開催されます。皆さん奮ってご参加下さい! 第6回福島県早春木球大会開催要項 1、開催期日 平成27年3月15日(日) 雨天決行 ・受 付 午前9時〜9時30分 ・試合開始 午前10時〜 *各自、昼食を持参して下さい。 2、会 場 いわき明星大学構内(上野先生携帯:090-3239-8979) ・交通手段は乗り合わせなどをするなり、各自(支部)で考えて下さい。 3、参加資格 福島県木球協会会員及び愛好者 4、参加申込 日本木球連盟 960-1296 福島市金谷川 1 福島大学行政政策学類 新谷研究室 宛 ・申し込みは各支部まとめて、下記にFAXでお願いします。 電話・Fax 024-548-8280 ・申し込み締め切りは3月9日です! 5、参 加 料 500円(当日、集金します) 6、競技方法 試合は個人競技とする。参加人数によってコースを決定します。 7、そ の 他 参加者は万一の事故に備えて、スポーツ安全保険等への加入を義務づけします。 多数のご参加をお待ちしております!!! コーナー第5弾 木球、そのゲームの楽しみ方 日本では時間的な問題で、木球の大会ではシングルス戦しか行なっていない。近年、福島県木球大会福島市大会において、唯一ダブルス戦を行なっているが、通常の大会においてはまだ一般化されていない。 海外の大会においてはダブルス戦、ミックスダブルス戦、フェアウェイ戦が行なわれて、木球(大会)の楽しみ方を広げているのが現状である。 そこで、いずれ時間的な余裕ができて、ダブルス戦、フェアウェイ戦が行なわれるようになった時のために、今回はその進め方を紹介したい。紹介するのは昨年、中国・海南島で行なわれた、第6回WCでのシングルス戦とダブルス戦、そしてフェアウェイ戦である。 日本オープン2014時の光景 ![]() 1、シングルス戦 これは日本でも一般的に行なわれていて、何で今更というところであるが、海外との違いが1つある。それは、海外では必ず予選と決勝を行なっていることである。 日本においても、日本選手権では近年、予選、決勝を行なっているが、まだ一般化されてはいない。理由は大会を1日で終わらせたいためであろう。そのため、全員が18コース、あるいは24コースを行なって終わらせている。 全員平等という意味では1回(予選のみ)で終わらす方が楽しいであろうが、これに競争性を加味させると、予選、決勝というのが生まれてくるのである。日本ではどちらがいいのであろうか? 因に、昨年のWCでは、予選は12フェアウェイ実施し、上位16名が決勝戦に進み、決勝も12フェアウェイ実施し、予選と決勝のトータルで順位を決定するものでした。でも、12フェアウェイで終わった方にとっては物足りなさを感じたそうです。また、各国の参加人数には上限が設けられている。 安達太良山?鬼面山?の残雪 ![]() 2、ダブルス戦 このダブルス戦には男女それぞれのダブルスと男性と女性が一緒に行なう、ミックスダブルスがある。両方とも交互に打っていく。 ①男女別ダブルス戦の打順 A1・2、B1・2、C1・2の3組、6人でプレイする場合、基本は各組の1を終わらせてから、各組の2に入る。 1コース(A1、B1、C1の順)、2コース(B1、C1、A1の順)、3コース(C1、A1、B1の順)、4コース(A2、B2、C2の順)、5コース(B2、C2、A2の順)、6コース(C2、A2、B2の順)に打ち、以下、7コース(A1、B1、C1の順)と繰り返す。 ②男女混合のミックスダブルス戦 A男・女、B男・女、C男・女の3組、6人でプレイする場合、基本は各組の男を終わらせてから、各組の女に入る。 1コース(A男、B男、C男の順)、2コース(B男、C男、A男の順)、3コース(C男、A男、B男の順)、4コース(A女、B女、C女の順)、5コース(B女、C女、A女の順)、6コース(C女、A女、B女の順)に打ち、以下、7コース(A男、B男、C男の順)と繰り返す。 実際に行なわれているダブルス戦の光景 ![]() 3、フェアウェイ戦 このフェアウェイ戦にもシングルス、ダブルスで行なう方法が取られている。一般的にはシングルス(1対1)で行い、1〜12フェアウェイでどちらが多くフェアウェイを取ったかを競うものである。 一番早く決着がつくのは7対0で、7フェアウェイで終了となる。12フェアウェイで同点で決着がつかない場合は次の新たなフェアウェイに入り、1打、オーバーした方が勝ちとなる。 フェアウェイ戦はトーナメント方式を取るので、時間がかかる。参加人数によって優勝者を出すまでに相当回数、競わなければならないという難点がある。しかし、力のある者にとっては面白いゲームとなる。 新緑の頃の吾妻小富士 ![]() さて、皆さんはこれからどのように 木球を楽しんでいきますか? 海外ではシングルス戦、ダブルス戦、フェアウェイ戦は一般化されているが、日本ではまだ時間的な関係でシングルス戦しか行なわれていないのが現状である。しかし、大会を土、日と2日に渡って行うことにより、シングルス戦の他にもう1種目を取り入れることは可能であろう。 また、ある市町村での大会はシングルス戦ではなく、ダブルス戦のみとかフェアウェイ戦のみを実施するという特徴を出しながら行なう方法も考えられる。 まずは大きな大会で実施するのではなく、仲間内でちょこっと行なってみるのも1つの方法です。 楽しんでみて下さい!!! 続 く |
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